生きる上で色んな力が必要ですが、中でも決断力は欠かせません。
生きるということは決断の連続です。
しかし決められないという方は多いのではないでしょうか。そこで決断力とは何なのか、どうしたら決断力を高められるのかを解説していきます。
決断力とは
決断力とは、自分自身の判断・責任で決断する能力のことです。(goo辞書より)
そして、決断するとは自分の意思をはっきりとさせることです。
責任や事の重大さは大なり小なりあれども、これ!と決断することは難しいですよね。
どうして決められないのか?
一度決めたことは覆せないと思い込んでいる
「決断する」が難しい理由の一つに、「決めたことを覆せないと思っている」というのがあります。確かにレストランで注文して食事が届いた後に、やっぱりこっちにしたいと変えることは難しいです。
もっと長く決断の結果が影響するもの、仕事であれば、一度決めたからといってその後変えることができないわけではありません。決めた結果がよくなかったら修正する、もしくは再度決め直す(別の選択を取る)でもできるはずです。
人は失敗したくない、恥をかきたくないという心理があります。決めずにいれば失敗することも恥をかくこともないため、決めないという選択を取ってしまいがちです。
似たような感情に「責任を持ちたくない」があります。これは選択を間違った決断をした時のことを恐れていることになるため、失敗したくないに繋がります。
人に決めてもらってきた
もう一つの決められない理由を紹介します。
決断できなくなってしまう最大の原因は「自分で決めずに生きてきた」でしょう。
親が子供のやることを決めてしまったり、口コミや周囲の評判に流されてしまった人は自分の意思が無くなってしまいます。自分の意思がない人が決断するのは非常に困難です。
自分の意思は、好奇心や感性が大いに影響して形成されます。自分を押さえてしまった人は感情も希薄になり、決断することもできなくなってしまいます。
言葉を変えると好奇心や感性は心が動くこと、情動が自分の意思・思考に影響を与えます。情動が自分の軸を形作るため、軸がないと判断することができず決めることもできなくなってしまいます。
決めずにいることの弊害
決めないというのも実は決断の一つです。先延ばしにする、何もしないという決断をしています。
決めずにいると可能性が消えないように思えます。だから、決めずに置いておこうという心理はあると思います。しかし見方を変えると大きな損をしています。
決断しないことは機会の損失に繋がります。ここで決断していたらできたはずのこともできないままです。
個人のことならまだ良いですが、仕事で組織単位の活動や部下の行動などを決定するのを先送りにしてしまうと、納期が迫ってしまうことやタイミングを逃して他社に利益を取られてしまうことにもなりかねません。
必要なタイミングで意思決定することが大切です。
どうしたら決められるようになるのか
まずは自分の気持ちを大切にすることを心がけましょう。自分が思ったこと・やりたいことを尊重して行動するようにしましょう。そうすることで自分の軸が形成されていきます。
次に、決断する経験を積むことが必要になります。
小さな決断を積み重ねてトライ&エラーを繰り返すことでよりよい選択ができるようになります。決断の結果から学んでいくことで決断力は高まっていきます。
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